新型コロナウイルスのワクチン接種に係る医療従事者のシフト作成をサポート

「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」を自治体・医師会向けに開発

■開発の背景

 新型コロナウイルスのワクチン接種を迅速かつ円滑に進めるため、各自治体では、ワクチンの供給量や医療機関の空き状況などに応じて、医療機関での個別接種以外に、集団接種が可能な特設会場を設けています。会場でワクチン接種に係る医療従事者は、自身の所属する病院等で勤務しながら持ち回りやスポットで会場を担当する場合が多く、会場を運営する自治体は、会場ごとに医療従事者のシフトを作成し、不足人員を募集で補いながらシフトを調整していく必要が生じます。会場でのワクチン接種に係る医療従事者のシフト作成をスムーズにするため、「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」の開発に至りました。

■医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版

1.概要

 「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」は、新型コロナウイルスのワクチン接種会場でワクチン接種に係る医療従事者のシフト作成をサポートするクラウド型シフト管理システムです。
 「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」の利用により、会場を運営する自治体は、会場ごとに必要な医療従事者のシフト枠(いつ、どの会場で、医師が何名、看護師が何名必要かなど)を作成し、システムに登録している医療従事者に向けてメールやPUSH通知機能を使って一斉に人員募集をかけることが可能です。それに対して医療従事者は、PCやスマートフォンなどから、自身が協力できる日程にシフトを登録することができます。
 自治体、医療従事者、現場スタッフなど、会場でのワクチン接種における多くの関係者がクラウド上の「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」を通じて迅速に情報を共有することで、スケジュール調整の手間やタイムロスを削減でき、円滑なワクチン接種実施が期待できます。

2.想定利用ユーザー

  • 新型コロナウイルスのワクチン接種会場を運営し、医療従事者を募集、管理する自治体
  • ワクチン接種を支援する医師会

3.利用メリット

  • 自治体はワクチンの供給量や供給スケジュール、会場規模等に応じてシフト枠を作成し、会場ごとに必要な人員募集が可能
  • 医師や看護師など必要スキルに応じてシフト枠を設定できるため、医療従事者はいつ、どの会場で、どのスキルの人員を何名募集しているのか把握が容易
  • 医療従事者は、募集状況に合わせて、PCやスマートフォンなどから自身のシフトを登録可能
  • クラウドシステムのため、自治体、医療従事者、現場スタッフと多岐にわたる関係者間での情報共有が容易
  • 医療従事者以外の一般事務スタッフや会場スタッフ等のシフトについても作成が可能
  • 「SHIFTEE」アプリ版の利用により、自治体からの応援要請やシフトの確定などをPUSH通知で受け取り可能で、確認漏れ防止が期待できる
  • システムを通じてスピーディーに必要な人員を確保できるため、住民への円滑なワクチン接種実施が期待できる

4.「SHIFTEE(医療従事者向け ワクチン接種会場シフト版)」を利用したシフト作成の流れ

<事前準備>

  1. 自治体は、会場でワクチン接種に協力する医療従事者の情報(医師、看護師などのスキル、所属病院、利用権限等)や、ワクチン接種を実施する特設会場の情報などを一括初期設定
  2. 医療従事者へURLと個別のログインIDをお知らせ

<運用開始>

  1. 自治体は、各会場に必要な医療従事者のシフト枠を作成
  2. 自治体は、各会場に必要な人数をメールやPUSH通知機能を使って医療従事者に向けて一斉にお知らせ
  3. 医療従事者は、PCやスマートフォンなどから「会場シフト画面」で自身のシフトを登録
  4. シフトが不足した場合、自治体は「応援画面」より医療従事者に向けて応援を要請
  5. 自治体がシフトを確定、該当する医療従事者へお知らせ
  6. 医療従事者は、「個人画面」で会場と日程を確認し、当日出勤する

5.運用イメージ図

6.費用

  • 初期費用:無料(設定代行オプションあり)
  • 月額費用:ワクチン接種会場数×10,000円(税込11,000円)/月

※ユーザー(医療従事者)の登録人数について、上限はありません。
※詳細につきましては、こちらまでお問い合わせください。